陳海俊(ちん・かいしゅん)
1975年、中国山西省生まれ。1996年、山西師範大学美術学部卒業。現在は専業画家として活動している。
陳海俊は、崑崙を想起させる山岳風景や霊性を帯びた生き物、雲霧、楼閣などをモチーフに、現実と神話のあわいにある心象風景を描いている。中国伝統山水の精神性と現代油彩表現を融合させ、静謐で詩的な空間を創出している。
柔らかな色彩と簡潔な造形、幾重にも重なる空間構成を特徴とし、「天人合一」や「境は心より生ず」といった東洋思想に着想を得ながら、自然・生命・精神世界のつながりを探求している。その作品は、独自の山水イメージによって現代的な東洋の風景観を提示している。